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アトピー性皮膚炎の\"かゆみ\"原因を解明し薬を発見 佐賀大学医学部の教授らが発表【佐賀県】

  • 2023/01/10(火) 23:26:30

朗報です。

悩む人も多い、アトピー性皮膚炎の”かゆみ”について原因の一つを突き止め、改善する薬を発見したと佐賀大学医学部の教授らが発表し、今後、治療薬として開発するということです。 【佐賀大学医学部 出原賢治教授】 「ペリオスチンという分子が、アトピー性皮膚炎の病態を形成するのに重要な役割をはたしているということを約10年前に明らかにし、発表しています。ただ当時は、このペリオスチンがかゆみにどのような作用をするかというのは明らかにしていない、その作用を止めるような物質も見つけていなかった。それを今回明らかにしたというのがこの10年での研究での進歩」 この研究は佐賀大学医学部の出原賢治教授らが取り組んだもので、アトピー性皮膚炎の強いかゆみの原因の一つについて、タンパク質のペリオスチンだと突き止めたということです。 その後の研究でペリオスチンを阻害する、CP4715という薬をマウスに投与したところかゆみが改善することがわかり、アトピー性皮膚炎のかゆみに対する治療薬として開発を進めるとしています。 このCP4715は、元々製薬会社が開発していたもので、現在特許も申請中だということです。 今回の研究成果は、基礎医学で権威があるアメリカのセル・リポーツ誌に掲載され、オンラインでも発表されました。 出原教授は「原因は多様なので万能ではないが、基礎的な研究を進め安全性を確認し、薬として承認されることを目指したい」と話しています。

10(火) 18:53 Yahoo!ニュース

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コーヒーに長寿の効果!?

  • 2022/10/05(水) 21:03:32

コーヒーに寿命が延びる効果があるという。新研究によると毎日2、3杯飲むことで早死にを予防、循環器疾患のリスクを下げるそうだ。

挽き、インスタント、デカフェそれぞれで効果が明らかとなり、コーヒーの消費を健康的な生活の一部と見なすべきと研究者らは主張している。

12年間に渡る同研究では、デカフェ、挽き、インスタントコーヒーを飲む人は飲まない人に比べそれぞれ14、27、11%死亡率が低下することが分かったという。同研究を実施したオーストラリアのベーカー心臓・糖尿病研究所のピーター・キストラー教授はこう話す。「この大規模な観察研究で、挽き、インスタント、デカフェのコーヒーが循環器疾患及びあらゆる原因での死の発生率の低下と関係がありました。この結果は挽き、インスタント、デカフェのコーヒーの適度な消費がヘルシーなライフスタイルの一部となり得ることを示唆しています」

BANG Showbiz 2022/10/05 02:00

アニサキスでがん治療? 表面に機能性の膜、阪大チーム

  • 2022/09/11(日) 01:06:47

今までは厄介者のアニサキスが、役に立つなんて~。

サバなどに寄生し、激しい食中毒を引き起こす線虫「アニサキス」を、がん細胞を殺す機能を持たせたゲル状の薄膜で覆うことに大阪大の境慎司教授(化学工学)らのチームが5日までに成功した。アニサキスにはがんに引き寄せられて動く性質があるといい、境教授は「将来、がんの治療に応用できるかもしれない」と期待を寄せる。

 チームによると、アニサキスは体長数センチ。西洋わさび由来の酵素をアニサキスに塗りつけた後、特殊な水溶液に浸して化学反応を起こすことで厚さ約0.01ミリの薄膜で表面を覆った。薄膜は柔らかく、アニサキスの動きを邪魔しないという。


共同通信社 - 2022/09/05

下半身まひの男性、脊椎インプラントのおかげで父親に 娘と散歩も

  • 2022/02/15(火) 10:14:27

下半身まひの男性、脊椎インプラントのおかげで父親に 娘と散歩も
BBC News 2022/02/14 17:40

脊髄損傷の治療ではなく、生活の質をあげるものです。

スイス出身のデイヴィッド・ムゼーさんは12年前、22歳の時にスポーツ中の事故で深刻な脊髄損傷を負った。医師からは、一生歩けないだろうと言われていた。

スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)の研究チームが開発した技術で、2017年に脊椎の周りに電子機器を埋め込んだ。脳から脚への信号を増幅するこのインプラントのおかげで、ムゼーさんは機器の電源をオンにしていれば1キロ先まで歩けるようになった。

ムゼーさんはそれ以来、筋力強化と歩行訓練のため、短時間ずつこの装置を使っている。さらに、電源を着けていない時でも自分の健康改善に大きく役立ってくれたおかげで、パートナーとの間に子供を授かれるほどの効果があったと話す。

BBCのパラブ・ゴーシュ科学担当編集委員が話を聞いた。

臍帯血が脳性まひ改善に有効 高知大で臨床研究 再生医療での活用広がる

  • 2022/01/10(月) 11:11:33

赤ちゃんのへその緒や胎盤から採取される臍帯血(さいたいけつ)を利用した再生医療に注目が集まっている。脳性まひの子どもに投与する高知大学の臨床研究では、鹿児島県姶良市の5歳男児らが、寝たきりから歩行器で歩けるようになったり、文字が書けるようになったりと、運動・知能面で改善が見られた。白血病や再生不良性貧血といった重い血液の病気治療だけでない活用が期待されている。

【写真】臍帯血投与を受ける前の男児の足。足首がわん曲し歩行が難しかった(母親提供)

 高知大学では2017年から1~7歳未満の脳性まひの子どもに臍帯血を投与する臨床研究を実施している。21年12月末時点で、自分の血を用いた6人と、兄弟間で投与した5人の計11人に行い、歩行などの運動面のほか、一部の人には知能面での改善が見られた。

 10月に臨床研究を受けた姶良市の5歳男児は、出生後に脳性まひの一つである「脳室周囲白質軟化症」の診断を受け、運動機能障害や知的障害があった。家族によると、臍帯血を投与した夜には、滑舌が良くなるなどの効果が出始めた。翌日には手の動きがスムーズになり、文字を書いたり、箸を使えるようになったりしたという。翌週には、太ももの筋肉の発達に伴い、歩行器を使って散歩をするまでに改善した。

 運動機能だけでなく知能面でも効果が表れた。言語理解といった知能検査の平均点が大幅に改善したという。家族は「当初はどんな効果があるのか不安もあったが、治療後に息子の可能性が広がりうれしい」と話した。

 高知大によると、臍帯血の投与は点滴で行われ1日で終了する。早い人では、翌日に握力が強くなるなどの効果が出るという。投与後半年間にわたって改善し、リハビリと併用すると3年間はその効果が続くことが分かっている。

 高知大医学部小児思春期医学の藤枝幹也教授は「臍帯血には再生能力を高める可能性がある細胞が多く含まれている。将来的には保管する細胞バンクの普及が進み、多くの人が利用できるようになれば」と話している。

1/9(日) 8:34 南日本新聞

日本の関節炎の薬が欧州でコロナ重症者の治療薬に

  • 2021/12/07(火) 17:36:34

日本の関節炎の薬が欧州でコロナ重症者の治療薬に
時間: 00:42 2021/12/07 16:16
日本企業が開発した薬がヨーロッパで新型コロナウイルスの重症患者用に承認される見通しです。 中外製薬は日本国内で関節リウマチなどの薬として使われている「アクテムラ」について、EU(ヨーロッパ連合)の規制当局の委員会が新型コロナの重症患者用に製造・販売を承認するよう勧告したことを明らかにしました。 海外の治験では、新型コロナの重症患者5500人以上に点滴投与され、死亡リスクの低下が確認されました。 中外製薬は国内でも新型コロナの重症患者に使えるよう今月中に厚生労働省に申請するということです。
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iPS免疫細胞で卵巣がん治療 京大が初移植を実施

  • 2021/11/11(木) 16:34:36

iPS免疫細胞で卵巣がん治療 京大が初移植を実施
2021/11/11 15:25


京都大の金子新教授らの研究チームは11日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した「NK(ナチュラルキラー)細胞」という免疫細胞を卵巣がん患者の患部に移植し治療するがん免疫療法の治験を開始したと発表した。既に9月、国立がん研究センターで最初の移植手術を実施。手術は成功して容体は安定し、患者は退院したという。

治験の対象は、国内で年間約1万人発生している卵巣がん患者の15~20%を占め、抗がん剤が効きにくいとされる卵巣明細胞がんの重症患者6~18人。今年3月、国の審査機関である医薬品医機器総合機構(PMDA)に実施を届け出て認められた。iPS細胞を使ったがん免疫療法の治験は千葉大などが昨年、別の免疫細胞で実施しており、今回は国内で2番目の取り組みとなる。

豚の腎臓を人に移植する実験成功 移植待つ人に希望 米・NY大学

  • 2021/10/22(金) 08:04:36

アメリカの大学で、遺伝子操作した豚の腎臓を人の患者に移植する実験に成功したことがわかりました。

記者

 「ニューヨーク大学の移植研究所で成功した実験は、腎臓移植を待つ人々にとって、新たな希望につながる可能性があります」

 ニューヨーク大学のランゴン移植研究所で、遺伝子操作した豚の腎臓を脳死状態の人に体外で血管につなげ、移植したところ、正常に機能することを確認したということです。拒絶反応はなく、すぐに尿を作り始めたということで、腎臓は54時間にわたり完全に機能したとされています。

 移植された腎臓は、人体が拒絶反応を起こす可能性が低くなるよう遺伝子操作した豚から摘出したものです。

ニューヨーク大学ランゴン移植研究所 ロバート・モンゴメリー所長

 「持続的かつ制限のない臓器の供給が可能になるという新たな希望を与えてくれると思います」

 アメリカメディアでは、専門家の話として、「とても画期的なことだ」と伝えられています。腎臓移植を待つ人はアメリカで10万人、日本で1万3000人以上に上りますが、今回の実験が今後、臓器の供給につながるか注目されます。(21日09:32)

コロナ飲み薬で入院や死亡半減 米メルク、初の実用化向け申請へ

  • 2021/10/03(日) 00:51:36

【ワシントン共同】米医薬品大手メルクなどは1日、開発中の新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、患者の入院や死亡リスクを半減させる効果がみられたとの臨床試験(治験)結果を発表した。米国内での緊急使用許可の申請を急ぐとともに、世界各地でも製造販売承認の取得を目指したいとしている。承認されれば、ウイルスの侵入や増殖を防ぐ抗ウイルス薬で、コロナの飲み薬としては世界初となる可能性があるという。

 開発中の薬は「モルヌピラビル」。点滴など医療関係者の関与が必要だった従来の薬とは異なり、自宅で服用できるため、医療機関の負荷が軽減されるとの期待もある。

少しでも改善される事を期待しています。


共同通信社 2021/10/02 12:53

膵臓がん「午後の紅茶」で早期発見!画像ハッキリと

  • 2021/09/08(水) 14:03:53

発見が難しい膵臓(すいぞう)がんに光明です。
「午後の紅茶ミルクティー」が早期発見の突破口になるかもしれません。

 ある飲み物が、がんの早期発見に役立つと今、脚光を浴びています。それは“午後ティー”の愛称で親しまれている「午後の紅茶ミルクティー」。膵臓がんが見つかった患者のうち、約7割が早期発見に至ったというのです。

 元大阪国際がんセンター副院長・片山和宏さん:「『午後の紅茶(ミルクティー)』の配分が、この検査に適している可能性はあります。胃の中にミルクティーを入れるとほぼ90%見られるようになります」

 膵臓を撮影した画像。左側は通常の超音波検査、右側が“午後ティーミルク”を飲んだ後の画像です。両方を比較してみると、確かに午後ティーミルクを飲んだ右側の膵臓の方がはっきりと写っていることが分かります。

 膵臓は体の奥の胃の後ろ側にあり、約半分しか見えないため、がんの発見が非常に難しく「暗黒の臓器」とも呼ばれています。

 水分が超音波を通すことに着目した片山医師は…。

 元大阪国際がんセンター副院長・片山和宏さん:「超音波の検査の時に水分としてはミルクティーが非常に良かったと。非常に膵臓がよく見えるので『膵臓がん』早期発見にすごく有力です」

 胃の中に何を入れれば膵臓がよく見えるのか。約10年にわたって膵臓の超音波検査の研究を行ってきた片山医師によりますと、飲み物の中で最適だったのが午後の紅茶ミルクティーだったというのです。

 なぜレモンティーではなくミルクティーなのでしょうか…。

 片山医師によりますと、レモンティーだと胃酸と反応して見えにくいというのです。また、炭酸飲料では細かな泡が邪魔をするというのです。ミルクティーは適度な濁り具合が程よく、超音波を通すのだといいます。

 元大阪国際がんセンター副院長・片山和宏さん:「ちょっとした工夫で非常に大きな成果を出せるというのは、やりがいがあるというか医者冥利(みょうり)といいますか、そういうのに尽きる」

 片山医師によりますと、検査に使うミルクティーは患者本人に買ってきてもらって、ほとんどの人が喜んで検査を受けているといいます。

 膵臓がん早期発見の救世主と期待される午後の紅茶ミルクティー。販売メーカーのキリンホールディングスは…。

 キリンホールディングス:「このような形で『午後の紅茶ミルクティー』が話題になったことには驚いている。ただし、当社としてはこのような活用法を想定して作った商品ではないため、一般的な飲用方法以外での活用は医師の判断を仰いでほしい」


膵臓がん「午後の紅茶」で早期発見!画像ハッキリと
テレ朝news 2021/09/07 19:50
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フキノトウの苦み主成分 がんに効果か 岐阜大学

  • 2021/09/02(木) 15:04:34

フキノトウの苦みの主成分ががんの転移と増殖を強く抑制する効果があるとする研究結果を岐阜大学が発表しました。

岐阜大学大学院連合創薬医療情報研究科・赤尾幸博特任教授:「がんの転移を阻止する画期的な化合物だと思っています」 岐阜大学の平島一輝特任教授と赤尾幸博特任教授によりますと、今回、フキノトウから苦みの主成分である「ペタシン」を抽出し、がん細胞に投与したところ転移と増殖を強く抑制することを発見しました。

がん細胞が増殖するために必要なエネルギーを作る活動をペタシンが妨げることができるということです。 フキノトウを直接食べても効果を得られる可能性は低いとしています。

ペタシンは従来のがん治療薬の3800倍以上の抗がん作用を持ち、健康な細胞にはほとんど副作用を示さないということです。 今後、副作用の低い抗がん剤の開発やがんの予防への応用が期待されます。 フキノトウにはペタシンとは別に発がん性のある成分が含まれることが知られています。

予防効果と発がん性があるので、どちらだろう?


2021/09/02 11:16 テレ朝ニュース

大腸がんを1分で測定。慶応大が開発した高精度技術の実力

  • 2021/07/08(木) 12:12:05

大腸がんを1分で測定。慶応大が開発した高精度技術の実力
2021年7月7日 06:00ニュースイッチ(日刊工業新聞)
慶応義塾大学先端生命科学研究所の曽我朋義教授らの研究グループは、唾液中の低分子がんマーカー(目印)を高速・大規模に測定する技術を開発した。一度に多くのサンプルを測定できる新しい分離・分析技術で、40検体の唾液を40分で測定することに成功した。1検体につきわずか1分で測定できる。東京医科大学の杉本昌弘教授らが採取した唾液検体にこの測定手法を応用したところ、大腸がん患者と非がん患者を8割以上の高精度で区別できた。低分子がんマーカーの臨床応用が期待される。


大腸がんなどのがん患者の唾液や尿から、唾液中の低分子がんマーカーであるポリアミン類が検出されることは知られている。だが、既存の方法では1検体当たり10分以上の測定時間が必要だった。



研究グループは細長い中空管に40検体の唾液を数珠つなぎに導入し、一度に電圧をかけて質量分析計で一斉に測定する新技術を開発した。健常者57人、大腸に良性ポリープを持つ患者26人、大腸がん患者276人から採取した東京医大の唾液検体を測定したところ、大腸がん患者を83・4%の精度で非がん患者と区別できた。

治療費を「10分の1以下」にする可能性も…新たな「がん免疫療法」を京大iPS細胞研究所が発表

  • 2021/05/19(水) 15:02:37


京都大学iPS細胞研究所は、がんの免疫療法に有効な細胞をiPS細胞を用いて作製することに成功したと発表しました。

研究を発表したのは、京都大学iPS細胞研究所の金子新教授らのグループです。

がんの治療には、体内でがん細胞を攻撃するT細胞を患者やドナーから移植する「免疫療法」が有効とされています。

しかし免疫療法の影響で拒絶反応を起こしたり、治療費が高額だったりすることが課題とされています。

金子教授らは、ストックされたiPS細胞からT細胞を作製。
マウスの体内に注入したところ、拒絶反応を起こさずにがん細胞を小さくすることに成功しました。

実用化されれば大量作製も可能で、金子教授は「従来の10分の1以下の費用で治療が受けられることを目指したい」としています。


関テレ5/18(火) 20:27
配信

日亜化学凄い〜

  • 2021/01/17(日) 12:02:42

新型コロナウイルスを死滅」高出力のLED、徳島の企業が開発
yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真
 発光ダイオード(LED)製造大手「日亜化学工業」(徳島県阿南市)は、新型コロナウイルスを死滅させることができる高出力のLEDを開発した。このLEDを活用した空気清浄機などの新製品開発が期待される。

 同社によると、徳島大の野間口雅子教授(ウイルス学)らと共同で行った実験で、深紫外線と呼ばれる光を30秒照射したところ、99・99%のウイルスが不活化したことを確認した。

 出力が高いほど効果は高く、従来品(55ミリ・ワット)の約1・3倍にあたる出力70ミリ・ワットのLEDを量産化できる体制が整った。約2万時間、照射が可能という。

 県などに寄贈した試作機には、25ミリ・メートル間隔でLEDを配置し、充電式で持ち運ぶことができる。近くでかざすだけで、コロナウイルスを除去でき、アルコール消毒ができない場所などで役立つという。

 鎌田広専務は「エアコンや空気清浄機など多岐にわたる応用が期待でき、メーカーと協力して開発に取り組みたい」と話している。

コロナに日本のリウマチ薬が有効

  • 2021/01/10(日) 00:01:15

日本発のリウマチ薬、コロナ治療に有効…英政府が発表
2021年1月8日 20時36分
読売新聞オンライン

 【ロンドン=広瀬誠】英政府は7日、関節リウマチの治療薬「トシリズマブ」と「サリルマブ」が新型コロナウイルスの治療に有効であると発表した。

 トシリズマブは岸本忠三・元大阪大学長と中外製薬が開発し、「アクテムラ」の商品名で知られる。

 英政府が支援した臨床研究で効果が分かった。集中治療室の患者に対して抗炎症薬「デキサメタゾン」の投与など通常の治療をした場合の死亡率は35・8%だったのに対し、搬送から24時間以内にトシリズマブなども追加で使った場合は27・3%まで低下した。

 この結果、二つの薬を追加で投与した場合に死亡リスクが24%下がると結論づけられ、患者が集中治療室に入る期間も7~10日間短縮できたという。英国では今後、集中治療室に運ばれた患者に対して使用する。