75話 睡眠について

  • 2015/07/12(日) 11:04:18

.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を

夜眠れないことはつらく、知識があっても一人で解決できず、助けが必要なことも多いです。

暗い寝室で眠ることができないでいることは孤独で、苦痛であり、そのつらさは家族にもなかなか理解してもらえないことがあります。

このような場合、苦しみをわかってもらうだけでも気持ちが楽になることがあり、適切な知識に基づいた睡眠習慣についての助言を実際に受けることできれば睡眠障害やそれに伴う精神的な苦痛の改善が期待できます。

よく眠れない、あるいは日中眠たくて仕方ないなどの自覚症状は、「からだやこころの病」のサインである場合があることが示されています。

まずは、寝つけない、熟睡感がない、充分眠っても日中の眠気が強いことが続くなど、睡眠に問題が生じて、日中の生活に好ましくない影響があると感じた時は、できる限り早めに医師、歯科医師、保健師、薬剤師、鍼灸師など身近な専門家に相談することが大切です。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」


健康のカテゴリー75話までは、森実が担当させていただきましたが、
今回で、私の担当は、最終となります。
1話から75話まで参考に健康に気をつけてください。
長い間、ありがとうございました。

鍼灸 東洋メディカル 森実陽一

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健康づくりの為の睡眠指針⑧-3

  • 2015/05/09(土) 17:25:14

ゴールデンウィークも終わり、生活リズムを少しづつ戻していかなければなりません。
今回も前回に続き、睡眠指針8条の3です。

睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかります

健康成人を対象にした研究では、6~7 日間睡眠不足が続くと、その後3 日間、十分な睡眠時間を確保しても、日中の作業能率は十分に回復しないことが示されています。

日本では、平日の睡眠不足を補うために、週末に睡眠をまとめてとる「寝だめ」をする人が存在します。

「寝だめ」は作業効率の改善のためには、ある程度有効であることがいくつかの介入研究で示されてはいるが, これらの結果は、睡眠不足が続いて蓄積されると、「寝だめ」だけでは睡眠不足に伴う作業能率の回復には不十分であることを示しています。

また、週末の過度の寝すぎは、逆に夜間の睡眠を妨げて、月曜日や火曜日の日中の眠気や疲労につながる可能性があることにも注意が必要である。

睡眠不足による疲労の蓄積を防ぐためには、毎日十分な睡眠時間の確保に努めることが大切であるとされています。

仕事、勉強の効率を上げるためには、睡眠が凄く大切です。 生活リズムを見直しながら、心地よく生活できるように、工夫してみましょう。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」


健康づくりの為の睡眠指針⑧

  • 2015/03/12(木) 17:40:29

春が近づいてきました。 久しぶりの投稿です。
前回の続き睡眠指針です。

第8 条.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。

勤労世代(ここでは、社会的属性として、働いている者と定義する)では睡眠不足を予防することが重要である。

成人男性の平均的な睡眠時間は6 時間から8 時間といわれている が、必要な睡眠時間は、年齢とともに変化し、個人によっても大きく異なる。

自分の睡眠時間が足りているか否かを知るための手段としては、日中の眠気の強さを確認する方法がある。睡眠不足では日中の眠気が強くなる。
昼過ぎにある程度の眠気を感じることは自然なことであるが、
昼過ぎ以外の時間帯でも強い眠気におそわれる場合には、
睡眠不足の可能性がある。日本人の勤労者を対象とした横断研究では、
睡眠時間が6 時間を下回ると日中に過度の眠気を感じる労働者が多くなることが示されている。
もし、日中の活動に支障をきたすほどの眠気がある場合には、睡眠時間を延ばす工夫が必要である。

8-②睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる

睡眠不足は,疲労や心身の健康リスクを上げるだけでなく、作業能率を低下させ、生産性の低下、事故やヒューマンエラーの危険性を高める可能性がある。健康成人を対象にした研究では、人間が十分に覚醒して作業を行うことが可能なのは起床後12~13 時間が限界であり、起床後15 時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率、起床後17 時間を過ぎると飲酒運転と同じ作業能率まで低下することが示されている。
睡眠不足が連日続くと、作業能率はさらに低下する可能性がある。健康な成人を対象にした介入研究では、自然に目が覚めるまでの十分な睡眠時間が確保されると、作業能率は安定しているが、その時間よりも睡眠時間が短く制限されると、作業能率は日が経つにつれ低下していくことが示されている。また、これらの研究では、客観的な検査では作業能率が低下しているにも関わらず、自分ではそれほど強い眠気を感じていない場合が多いことも示されている。
忙しい職場では、睡眠時間を削って働くこともあるかもしれないが、そのようなことが続くと、知らず知らずのうちに作業能率が低下している可能性がある。
なお、睡眠時間を確保する際には勤務形態の違いも考慮する必要がある。例えば、交代勤務では、二交代制か三交代制かによっても必要な睡眠時間を確保するための方法は違ってくる。
しかしながら、現状では交代勤務を実施している者が十分な睡眠時間を確保するための方法については、一致した見解は得られていない。そのため、個人レベルでの工夫だけでなく、職場の特性や様態に合わせた勤務スケジュールの設計など、労働者の適切な睡眠時間確保のための、職場ぐるみの取組も大切である。

仕事に支障のないよう睡眠を取れる工夫も大切です。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」


72話 健康づくりの為の睡眠指針⑦

  • 2014/12/14(日) 12:05:22

本格的に冬がやってきました。

今回も72話から引き続き睡眠についてです。今回は7条です。

第7 条.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
7-①子どもには規則正しい生活を

若年世代(ここでは、10 歳代の者と定義する)では夜更かし習慣を予防する
ことが重要である。
思春期になると、子どもたちは夜更かしをするようになる。
思春期から青年期にかけては睡眠時間帯が遅れやすい時期である が、
さらに通学時間の延長などにより、こうした傾向が促進されることが示され
ている。
米国の小児を対象にした縦断研究では、就寝時刻が遅いことと、
その後の体重増加が関係することが示されている。
また、日本人の中学生・高校生を対象にした横断研究では、就寝時刻が
遅い者ほど、メンタルヘルスの所見を有する割合が多いことが示されている。
さらに、思春期の睡眠に関する研究では、一定しない睡眠-覚醒リズム
および就寝時刻や起床時刻が遅いことが、学業成績の低さと関係し
ていることが示されている。

7-②休日に遅くまで寝床で過ごすと夜型化を促進

10 歳代の学生では、平日と比べて休日には起床時刻が2〜3 時間程度
遅くなることが各国の観察研究で示されている。
これは平日における睡眠の不足を解消する意味があるが、一方で
体内時計のリズムを後退させるために、休日後の登校日の覚醒・起床を
困難にさせることを示している7。
15~17 歳の学生33 名を対象にした介入研究では、土日を模しての2
日にわたって就床時刻を1.5 時間遅らせ、起床時刻を3 時間遅らせた
生活をすると、体内時計が45 分遅れることが示されている。
高校生60 人を対象にした横断研究では、こうした週末の睡眠スケジュール
の遅れは、夏休みなどの長期休暇後に大きくなることが示されている。

7-③朝目が覚めたら日光を取り入れる

健康成人を対象にした観察研究では、起床後、太陽の光を浴び、
体内時計のリズムがリセットされてから15〜16 時間後に眠気が出現する
ことが示されている。
光による体内時計のリセットが毎朝起床直後に行われないと、
その夜に寝つくことのできる時刻が少しずつ遅れることが示されている。
通常室内の明るさは200~500 ルクスであり、太陽光の10分の1 以下である
ことから、曇りの日であっても屋外では室内の5 倍以上の明るさとなっている。
このため、体内時計を同調させるためには、屋外の太陽光を用いることが効果
的と考えられている。起床後2 時間以上室内にいると体内時計の同調が十分
に行われず、就寝時刻が遅れやすいことが指摘されている。
10 歳代の高校生を対象にした横断研究では、起床時刻を3 時間遅らせて
2 日間過ごすと、体内時計のリズムが45 分程度遅れることが示されている。
このように、体内時計をリセットするには、起床後なるべく早く太陽
の光を浴びることが望ましいことが示されている。

7-④夜更かしは睡眠を悪くする
現代日本では、中学生、高校生の間にも携帯電話が広く普及しており、
日本の中学生および高校生を対象にした横断研究では、就床後に
携帯電話を会話やメールのために使用する頻度が多い者ほど、
睡眠の問題を抱えている割合が高いことが示されている。
就寝直前の携帯電話の使用が中学生、高校生の夜更かしを促進し、
睡眠に悪い影響を及ぼしている可能性がある。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」

質の良い睡眠をとって、この冬を乗り越えましょう。

71話 健康づくりの為の睡眠指針⑥

  • 2014/11/21(金) 07:02:44

朝晩寒さくくなってきました。

今回も睡眠についてです。 前回70話からの続き 今回は6条です。

第6 条.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
自分にあったリラックス法が眠りへの心身の準備となる
自分の睡眠に適した環境づくり


習慣としている自分の就寝時刻が近づくと、脳は目覚めた状態から
徐々にリラックスした状態に移り、やがて、睡眠に入っていきます。
スムーズに眠りへ移行するには、このような、就寝前の脳の変化を妨
げないように、自分にあったリラックスの方法を工夫することが大切
です。
例えば、入浴は、ぬるめと感じる湯温で適度な時間、ゆったりとするとよ
いでしょう。

良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。寝室や寝床の中の温度
や湿度は、体温調節の仕組みを通して、寝つきや睡眠の深さに影響
します。

環境温が低過ぎると手足の血管が収縮して、皮膚から熱を逃がさず
体温を保とうとします。
また、温度や湿度があまり高いと発汗による体温調節がうまくいかずに、
皮膚から熱が逃げていきません。
どちらも、結果的に、身体内部の温度が効率的に下がっていかない
ために、寝つきが悪くなります。

温度や湿度は、季節に応じて、眠りを邪魔しないと範囲に保つことが
基本で、心地よいと感じられる程度に調整しましょう。

また、明るい光には目を覚ます作用があるため、就寝前の寝室の
照明が明るすぎたり、特にこれが白っぽい色味であったりすると、
睡眠の質が低下します。

就寝時には、必ずしも真っ暗にする必要はありませんが、自分が不安を感じ
ない程度の暗さにすることが大切です。気になる音はできる範囲で遮断する方が
よいでしょう。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」


心地よい睡眠をとって体調管理をしていきましょう。


70話  健康づくりの為の睡眠指針⑤

  • 2014/10/12(日) 21:01:07

地元ではお祭りの準備で色々忙しくなってきたことと思います。

今回も睡眠についてです。 前回69話からの続き 今回は5条です。

年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。

必要な睡眠時間は人それぞれ

睡眠時間は加齢で徐々に短縮

年をとると朝型化 男性でより顕著


日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番


日本の成人の睡眠時間は6 時間以上8 時間未満の人がおよそ6 割を占め、これが
標準的な睡眠時間と考えられます。睡眠時間は、日の長い季節では短くなり、
日の短い季節では長くなるといった変化を示します。

夜間に実際に眠ることのできる時間、つまり一晩の睡眠の量は、
成人してからは加齢するにつれて徐々に減っていきます。
夜間の睡眠時間は10 歳代前半までは8 時間以上、25 歳で約7 時間、
その後20 年経って45 歳には約6.5 時間、さらに20 年経って65 歳になると
約6 時間というように、健康で病気のない人では20 年ごとに30 分ぐらいの
割合で減少していくことが分かっています。

一方で、夜間に寝床で過ごした時間は、20〜30 歳代では7
時間程度ですが、中年以降では長くなり、75 歳では7.5 時間を越えます。
昔から、年をとると徐々に早寝早起きの傾向が強まり、朝型化することが
知られていますが、加齢による朝型化は男性でより強いことが分かっています。

個人差はあるものの、必要な睡眠時間は6 時間以上8 時間未満のあたりに
あると考えるのが妥当でしょう。
睡眠時間と生活習慣病やうつ病との関係などからもいえることですが、
必要な睡眠時間以上に長く睡眠をとったからといって、
健康になるわけではありません。

年をとると、睡眠時間が少し短くなることは自然であることと、
日中の眠気で困らない程度の自然な睡眠が一番であるということを知って
おくとよいしょう。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」

体調に気をつけてお祭り楽しんでください。


69話 健康づくりの為の睡眠指針④

  • 2014/09/06(土) 15:35:40

よく降ります。

前回に続き、睡眠指針4条です。

第4 条.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
眠れない、睡眠による休養感が得られない場合、こころのSOS の場合あり睡眠による休養感がなく、日中もつらい場合、うつ病の可能性も



寝つけない、熟睡感がない、早朝に目が覚めてしまう、疲れていても眠れない等の不眠症状は、こころの病の症状として現れることがあります。

特に、眠っても心身の回復感がなく、気持ちが重たく、物事への関心がなくなり、好きだったことが楽しめないといったことが続く場合には、うつ病の可能性があります。

うつ病になると9 割近くの人が何らかの不眠症状を伴い、中でも睡眠による休養感の欠如は、最も特徴的な症状と考えられています。また、不眠の症状がある人は、うつ病にかかりやすいということも知られるようになりました。

うつ病に限らず、睡眠時間が不足していたり、不眠症のため寝床に就いても眠れなかったりして、睡眠による休養感が得られなくなると、日中の注意力や集中力の低下、頭痛やその他のからだの痛みや消化器系の不調などが現れ、意欲が低下することが分かっています。

次回は、睡眠指針5条です。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」

68話 健康づくりの為の睡眠指針③

  • 2014/07/31(木) 16:47:19

暑い日が続きます。

今回も前回に続き、厚生省からの睡眠指針です。

第3 条.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
睡眠不足や不眠は生活習慣病の危険を高める
睡眠時無呼吸は生活習慣病の原因になる
肥満は睡眠時無呼吸のもと


睡眠時間が不足している人や不眠がある人では、生活習慣病になる危険性
が高いことがわかってきました。睡眠不足や不眠を解決することで、
生活習慣病の発症を予防できるとされています。

睡眠時に息の通りが悪くなって呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群は、
治療しないでおくと高血圧、糖尿病、ひいては不整脈、脳卒中、虚血性
心疾患、歯周疾患などの危険性を高めます。

睡眠時無呼吸症候群は、過体重や肥満によって、睡眠時に気道(喉の
空気の通り道)が詰まりやすくなると、発症したり、重症化したりします。
睡眠時無呼吸症候群の予防のためには、肥満にならないことが大切です。

これから寝苦しい日が続くと思いますが、十分に睡眠がとれるよう工夫
してください。

次回は、睡眠指針4条です。

67話 健康づくりの為の睡眠指針②

  • 2014/07/17(木) 14:38:42

暑くなってきました。
前回に続き、睡眠指針②です。

第2 条.
適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめの
メリハリを。

定期的な運動や規則正しい食生活は良い睡眠を
もたらす

朝食はからだとこころのめざめに重要

睡眠薬代わりの寝酒は睡眠を悪くする


就寝前の喫煙やカフェイン摂取を避ける。適度な運動を習慣づけることは、
入眠を促進し、中途覚醒を減らすことにもつながります。

また、しっかりと朝食をとることは朝の目覚めを促します。これらの生活習慣
によって、睡眠と覚醒のリズムにメリハリをつけることができます。

一方で、就寝直前の激しい運動や夜食の摂取は、入眠を妨げることから
注意が必要です。
就寝前にリラックスすることは入眠を促すために有効です。

一方、就寝前の飲酒や喫煙はかえって睡眠の質を悪化させるため、
控えた方がよいでしょう。

睡眠薬代わりに寝酒を飲む習慣を持っている人が男性で多いことが
わかっています。アルコールは、睡眠薬代わりに少し飲んでいる場合でも、
慣れが生じて量が増えていきやすいことが知られています。

アルコールは、入眠を一時的には促進しますが、中途覚醒が増えて
睡眠が浅くなり、熟睡感が得られなくなります。
また、ニコチンには覚醒作用があるため、就寝前の喫煙は入眠を妨げ、
睡眠を浅くします。

寝酒や喫煙は、そもそも生活習慣病の発症・重症化の危険因子になる
とともに、直接、睡眠の質を下げるだけでなく、睡眠時無呼吸のリスクを
増加させるなど、二次的に睡眠を妨げる可能性も指摘されています。

就寝前3~4 時間以内のカフェイン摂取は、入眠を妨げたり、
睡眠を浅くする可能性があるため、控えた方が良いでしょう。 
これは、主にカフェインの覚醒作用によるもので、この作用は3 時間程度
持続します。 また、カフェインには利尿作用もあり、
夜中に尿意で目が覚める原因にもなります。

カフェインは、コーヒー、緑茶、紅茶、ココア、栄養・健康ドリンク剤
なども多く含まれています。


心地よく睡眠をとって、夏バテに対処しましょう。

参考文献 厚生省 「健康づくりの為の睡眠指針」

66話 健康づくりのための睡眠指針

  • 2014/06/14(土) 18:05:43

最近、仕事、学校、趣味、勉強等の生活習慣の多様化により睡眠時間が不規則となって、症状、病状を現わしている方が、多くなってきました。

厚生省より、「健康づくりのための睡眠指針 2014」、睡眠12箇条というのが出されています。
参考にして、睡眠を見直してみてはいかがでしょうか。

~睡眠12 箇条~
1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

第1 条.良い睡眠で、からだもこころも健康に。

良い睡眠で、からだの健康づくり
良い睡眠で、こころの健康づくり
良い睡眠で、事故防止


睡眠には、心身の疲労を回復する働きがあります。このため睡眠が量的に不足したり、質的に悪化したりすると健康上の問題や生活への支障が生じてきます。睡眠時間の不足や睡眠の質の悪化は、生活習慣病のリスクにつながることがわかってきました。

また、不眠がうつ病のようなこころの病につながることや、睡眠不足や睡眠障害による日中の眠気がヒューマンエラーに基づく事故につながることも明らかになっています。

この指針では、睡眠について正しい知識を身につけ、定期的に自らの睡眠を見直して、適切な量の睡眠の確保、睡眠の質の改善、睡眠障害への早期からの対応によって、事故の防止とともに、からだとこころの健康づくりを目指しています。

次回から睡眠12箇条を少しづつ、詳しくご紹介いたします。

参考文献「健康づくりのための睡眠指針 2014」


65話 心臓からの声③ まとめ

  • 2014/05/22(木) 16:33:22

今回は、心臓からの声まとめです。

「心臓からの信号」

「舌の痛み」「口が渇く」

「口内炎(舌)」「左奥歯の痛み」

「いびき」「偏頭痛」

「めまい」「物忘れがひどい」「不眠」

「夢多い」「あがり症」「不安」

「驚きやすい」「動悸」「不整脈」

「多汗」「前腕のしびれ」「肘の痛み」

「左肩の痛み」「手足の冷え」

「低体温」「高熱が出る」「手のひらが火照る」

「貧血」「倦怠無力感」「車酔い」

これらの症状は、心臓からの血液循環が調節できていなくて、体温調節が出来なくなり、冷えや熱を現わしてきます。
そして循環が悪いということは、脳細胞、筋肉、身体の臓器、器官にも栄養補給が出来なくなり、痛みやしびれといった状態が現れます。

「心のまとめ」

・常時早い人は自律神経が緊張しているので、リラックスが必要です。

・安全な不整脈は、「期外収縮」、一過性で、しばらくすると収まります。

・心配な不整脈は、1分間で90回以上で、リズムもバラバラな不整脈。心房細動の可能性。

・健康人は、血圧に急激な変化があっても、大丈夫なようにつくられています。
 通常血圧の20倍 心臓の冠状動脈は40倍に耐えれます。

・「心」は精神の中枢、精神状態の乱れから症状が現れます。

54話から今回にかけて臓器別でお伝えしました。 是非参考にしてください。

次回は、人間が本来持っている「治す働き」についてです。
上手に働いていれば「健康体」、うまく働かない状態が持続すれば「症状」「病気」となって現れます。
なので、「病気のなりたち」「治す働き」についてお伝えいたします。


64話 心臓からの声②

  • 2014/04/21(月) 19:17:43

肌寒い日が続きます。

今回も63話に続き心臓からの声②です。

「血管」
体中を廻っている血管は、動脈と静脈があります。
動脈は、心臓から送られる血液」を運びます。
静脈は、心臓に帰る血液を運ぶものと、消化器から吸収された栄血養分が豊富な血液を肝臓に運ぶ門脈があります。

一般的に、脈が触れるのは動脈で、静脈よりも柔軟性に富んだ血管収縮機能つきの血管です。
そして、この動脈は、通常血圧(125/70mmhg)の20倍の血圧に、心臓の冠状動脈の動脈にいたっては、その倍の40倍の血圧に耐えるようにつくられています。
健康人では、血圧に急激な変化があっても、大丈夫なようにつくられています。
しかし、動脈硬化や、血管がもろくなってくると、詰まったり、破れたりします。
これが頭に起これば「脳梗塞・くも膜下出血」などに。心臓に起これば「心筋梗塞」に至る場合もあります。

静脈は、脈拍は触れませんが、ゆっくり流れて心臓に帰っていきます。
しかし、静脈管には逆流しないように「弁」が付いているので、スムーズな循環ができるのです。
ただし、「門脈」(消化器系から栄養を肝臓に運ぶ血管)には、「弁」がついていないので、ときに逆流することもあります。
この「門脈」の流れが悪いと、体調を悪くしやすくなるので、「病気の門」という意味から「門脈」と付けられました。

「心臓の病気」皆様のあなじみの症状でみてみましょう。
「心筋梗塞」
心臓の冠状動脈の動脈硬化により、血管内に細い場所ができ、そこに血栓が詰まって起きる。
主に安静時、前胸部に、突然激痛(狭心症のいたみよりはるかに強い)が走り、いたみの為に顔面蒼白になり、もだえ苦しむ。
痛みの持続時間は短くて30~数時間、時に数時間続く。間欠的に繰り返す場合もあります。
このような強い痛みを感じたら、早急に救急車を呼び、心臓専門医に行ってください。

「狭心症」
冠状動脈の狭小によって、心臓自体を養う血液が一時的に悪くなり、心臓の筋肉が酸素不足になり、急に胸の中央に締め付けられるような痛みを感じる。
最近では、心臓カテーテルでステントという血管を広げる器具を、狭くなっている場所に装着する治療もあるが、早期処置が必要です。

・労作狭心症 → ストレス、坂道、興奮、過激な運動で発症。10分以内で大体収まります。
・特発性狭心症→ 冠状動脈自体が痙攣し、心負担がないのに発症。持続時間は長い。
・不安定狭心症→ 上記の狭心症の発作が激しくなった状態。心筋梗塞に進展することもあります。

次回は、心臓からの声③「心臓からの信号」をお話します。ご注意ください。

63話 心臓からの声

  • 2014/03/26(水) 19:27:56

今回からは、「肺からの声」に引き続いて、心臓からの声です。
皆さんが言う‘心臓‘の話とちょっと違った話もあります。

「基本的な心臓の働き」
心臓を辞書で引くと、血管系等の中心で、血液の循環をつかさどる器官と出ています。
確かに、心臓って血液を全身に送るポンプですよね。止まったら死んでしまうので一番大事な臓器といわれています。
この心臓の流れは、
大静脈→右心房→右心室→肺静脈→肺→左心房→左心室→大静脈って流れていきます。

「心臓の拍動」
心臓の拍動は、心臓自身の発生する電気刺激で拍動するのですが、このペースは、身体の血液消費量に比例して、早くなったり、遅くなったりします。
通常の脈拍数は70前後です。
身体が弱っている場合やスポーツマン、おっとりした性格の方は1分間に60以下。
身体が緊張している場合や、ストレス状態になっていると、1分間に80以上。
つまり、常時脈が速い人は、自律神経が緊張しているので、リラックスが必要です。

「不整脈」
脈拍のリズムが平常時に変化をきたす場合があります。これを不整脈といいます。
不整脈って心配と思いがちですが、健康人の不整脈は心配ありません。
安全な不整脈は「期外収縮」といって、ちょっとしたストレスや、気候の変化、生活環境の変化でも起こり、一過性で、しばらくすると収まります。
ただし、心配な脈は、1分間に80回以上で、リズムもバラバラな不整脈です。心房細動の可能性もあるので、早めに病院にいかれたほうがよいでしょう。
あまり早くなく同じ間隔で飛ぶ脈や、あまり早くなく間隔がバラバラに飛ぶ脈は、たいてい大丈夫です。しばらくすると収まってきます。
ただし、心配ない不整脈でも、度々発症する場合や、胸の不快感や、胸の苦しさ等、異常がある場合は、直ちに専門の病院に行ったほうがいいです。

今回は、ここまで、続きは次回心臓からの声②で、お楽しみに

62話 肺からの声④

  • 2014/02/13(木) 16:37:07

今回は、前回、肺からの声①~③にひきつづき④です。
東洋医学的な見方の肺についてです。

「肺」は、気血を調節する臓器です。
人体の血液の循環を調節し、気(エネルギー)血を調節して、五臓(肝心脾肺腎)をよく強調させています。
したがって、血液異常では、肺に対する治療も大切になってくるわけです。

「肺」は、気をコントロールする臓器です。
呼吸によって、空気を吸入して、「天の気」を作り、飲食物から作られる「水穀の気」と共に、「元気」(原気・精気)に変えて、生命の維持作用をになっています。

「肺」と「鼻」、「のど」の関係
「鼻」は空気が出入りする門戸で、「肺」に病変がある場合は、その症状は常に「鼻」に現れ、鼻づまり、嗅覚異常をあらわして、ひどくなると、咳、呼吸困難をひきおこします。

「肺」と「皮膚」の関係
空気によって「陽気」(活動しようとするエネルギー)が身体全体にめぐらされて、身体をつつむように分布して身体を保護します。
この「陽気」は、外気温の変化によつて調節され、寒い時は縮み、暑いときは開き、発汗を促します。このバランスが崩れると、肌は、外気からのストレスにもろくなります。
夏の暑さで、発汗を促す状態の皮膚に、クーラーという冷気が当たれば、身体の芯まで冷気が入り込み風邪を引く。クーラー病はそのためです。
また、皮膚が潤い、弾力があれば、怪我もしにくくなるが、皮膚が乾燥して、弾力が無くなれば、ちょっとした事で、怪我をします。これら全て、肺の影響といえるわけです。

「肺からの信号」

鼻の異常
水っぽい鼻水、花粉症、鼻づまり、蓄膿症

呼吸の異常
ため息が多い、浅い呼吸、声が出にくい、かすれ声、不平不満がでやすい

免疫力の低下
のどの痛み、空咳、ぜんそく、風邪

血流の悪化
疲れやすい、寒気悪寒、手足の冷え、寝汗、頭痛、首こり、右肩の痛み、背中の痛み、頭がボーっとして寝ても疲れがとれない

皮膚異常
皮膚のかゆみ、お肌の乾燥、手指の湿疹、にきび

大腸の異常(肺と大腸は表裏の関係)
便秘(ころころ便)、下痢(痛みを伴う、頻繁)

拇指(親指は肺の経絡というラインが通っています)
指の腱鞘炎

このように肺の異常によって、いろんな症状があらわれれますが、東洋医学的に肺を調節することにより、予防、治療をすることも可能です。
まだまだ、寒さが続きますが、寒さ対策万全に!

では次回は、心臓からの声です

61話 肺からの声③

  • 2014/01/06(月) 20:30:09

前回に続き肺からの声です。
今回は、肺結核、過喚気症候群、肺炎についてです。

「肺結核」
結核菌の感染で起きる慢性伝染病で、かつては「死の病」として恐れられた病気です。
戦後、化学療法の発達で、死亡率は激減しましたが、現在も発病する人は後を絶ちません。
肺結核は、少しづつ悪化する慢性化する病気なので、はじめのうちは、自覚症状に乏しいです。
そのため、微熱、倦怠感、食欲不振、体重減少、月経異常等の初期症状が現れたときには、病気は
すでに半ば以上すすんでいることが多いです。
微熱、発汗、呼吸困難、胸の痛みなどの症状が現れた時には、病状はかなり重くなっていること
多いです。
微熱、発汗、顔面紅潮、ふるえ、タンに血が混じる事で肺結核に気づくこともあります。
原因は、患者の咳によって結核菌に感染するが、感染したからすぐ肺結核になるとは限らず、青年期までに
大多数の人が感染するといわれている我が国でも、実際に発病するのは、数%にすぎません。
これは、多くの人が結核菌に対する免疫を持っているからです。
現在では、適切な化学療法を受ければ、3~4か月で、タンの中の結核菌が消えるので、ほかの人への感染
の危険は事実上なくなります。
結核菌の免疫のない人は、BCGワクチンによって免疫を付けることが中心です。
現在は、発症者は感染予防法により、感染予防のために強制入院が義務付けられています。

「過管気症候群」
呼吸器、循環器に異常が無いのに、発作的に呼吸数が増加し、呼吸困難、めまい、手のしびれ
けいれん等の症状が起ます。
原因は、過呼吸による、血液中の二酸化炭素不足。
呼吸を止めたり、紙袋を口に当てて自分の呼気を吸入し、酸素補給を減らすと落ち着いてきます。
思春期の女子に多く、不安や、緊張が影響するといわれています。

「肺炎」
かつては、乳児の死亡原因の多くを占めていましたが、現在は、早期に的確な治療をすれば、恐ろしい
病気では無くなってきています。
3~4日、風邪の症状が続いた後、高熱が出て、タンを伴い、呼吸や脈拍が速くなり、苦しそうに息
をする。呼吸のたびに、みぞおちあたりが陥没することもある。
原因となる細菌によっては、下痢、おう吐、けいれん、チアノーゼ等をあらわします。
マイコプラズマによる肺炎が20~50%
ウィルスによる肺炎が20~30%
残りが細菌性肺炎といわれています。
高齢者、乳幼児、心臓病を持っている者などでは重症化しやすい。

肺からの声①~③まで肺に関する代表的な疾患について書きましたが、次回は東洋医学的な見方からの「肺」を
ご紹介します。

では、今年も健康に気をつけながら一年間心地よくすごしましょう。