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58話 肺からの声
- 2013/10/24(木) 17:30:49
台風、連日の雨 嫌なものです。
今回は、「肺」についてのお話です。
肺は、皆さんご存じの胸に左右あります。
体積は、右が1200cc 左が、1000cc 重さは、右が600g 左が、500gです。
右肺は、上葉、中葉、下葉の三層に別れ、そこから、10本の区域気管支に分かれます。
左肺は、上葉、下葉の二層に別れ、そこから9本の区域気管支に分かれます。
この分かれた区域気管支は、さらに細かく分かれて、呼吸細気管支、肺胞管と細かくなっていき、
さらに肺胞という直径0.2~0.5mmの半球状のふくらみでガス交換をします。
この肺胞は、両肺合わせて3億を数え、ガス交換の表面積は、70㎡に達します。
「肺臓の作用」
細胞が生きて活動するために必要なエネルギーは食べ物によって作られますが、この食べ物の
代謝に必要なものが酸素です。
この酸素をたえず細胞に送り込まななくてはならず、その代謝によって生じた二酸化炭素を放出しな
ければなりません。
この細胞での酸素を取り入れ、二酸化炭素を放出することを「内呼吸」といい
皆さんご存じの肺を通じての呼吸は、「外呼吸」または「肺呼吸」といい、両方で「呼吸」と
いいます。
呼吸は、「安静呼吸」と「深呼吸」に分けて考えます。
「安静呼吸」は、延髄にある「呼吸中枢」で自動調節されます。
主に女性に多い、胸郭の筋肉を使っての呼吸「胸式呼吸」
主に男性に多い、横隔膜の働きによってする呼吸「腹式呼吸」
呼吸量多い男性が、腹式呼吸ということが納得できますね。
「深呼吸」は自分の意思でする大きな呼吸です。
男女差はなく、肺胞も一層広がり、深く大きなガス交換ができます。
「肺に入る空気」
呼吸は、「鼻」→「のど」→「気管」→「気管支」→「肺胞管」→「肺胞」の順に空気を
送り込みます。この時、鼻毛や粘膜、気管の細かい毛で塵やほこりを取り除いて→湿気を与えられ
→温度も上げられ→肺にいい空気が送られてきます。
1回の換気量は400~500ml
1分間の呼吸数は16~20回(新生児40~60・学童期20~30)
1分間に6~8リットルの換気量になります。
これらが、簡単な解剖になりますが、次回から、肺に関する病気で「かぜ」「インフルエンザ」
「急性気管支炎」「慢性気管支炎」「気管支喘息」等の代表的なものを11月に2回に分けて
挙げてみます。
では、
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