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61話 肺からの声③

  • 2014/01/06(月) 20:30:09

前回に続き肺からの声です。
今回は、肺結核、過喚気症候群、肺炎についてです。

「肺結核」
結核菌の感染で起きる慢性伝染病で、かつては「死の病」として恐れられた病気です。
戦後、化学療法の発達で、死亡率は激減しましたが、現在も発病する人は後を絶ちません。
肺結核は、少しづつ悪化する慢性化する病気なので、はじめのうちは、自覚症状に乏しいです。
そのため、微熱、倦怠感、食欲不振、体重減少、月経異常等の初期症状が現れたときには、病気は
すでに半ば以上すすんでいることが多いです。
微熱、発汗、呼吸困難、胸の痛みなどの症状が現れた時には、病状はかなり重くなっていること
多いです。
微熱、発汗、顔面紅潮、ふるえ、タンに血が混じる事で肺結核に気づくこともあります。
原因は、患者の咳によって結核菌に感染するが、感染したからすぐ肺結核になるとは限らず、青年期までに
大多数の人が感染するといわれている我が国でも、実際に発病するのは、数%にすぎません。
これは、多くの人が結核菌に対する免疫を持っているからです。
現在では、適切な化学療法を受ければ、3~4か月で、タンの中の結核菌が消えるので、ほかの人への感染
の危険は事実上なくなります。
結核菌の免疫のない人は、BCGワクチンによって免疫を付けることが中心です。
現在は、発症者は感染予防法により、感染予防のために強制入院が義務付けられています。

「過管気症候群」
呼吸器、循環器に異常が無いのに、発作的に呼吸数が増加し、呼吸困難、めまい、手のしびれ
けいれん等の症状が起ます。
原因は、過呼吸による、血液中の二酸化炭素不足。
呼吸を止めたり、紙袋を口に当てて自分の呼気を吸入し、酸素補給を減らすと落ち着いてきます。
思春期の女子に多く、不安や、緊張が影響するといわれています。

「肺炎」
かつては、乳児の死亡原因の多くを占めていましたが、現在は、早期に的確な治療をすれば、恐ろしい
病気では無くなってきています。
3~4日、風邪の症状が続いた後、高熱が出て、タンを伴い、呼吸や脈拍が速くなり、苦しそうに息
をする。呼吸のたびに、みぞおちあたりが陥没することもある。
原因となる細菌によっては、下痢、おう吐、けいれん、チアノーゼ等をあらわします。
マイコプラズマによる肺炎が20~50%
ウィルスによる肺炎が20~30%
残りが細菌性肺炎といわれています。
高齢者、乳幼児、心臓病を持っている者などでは重症化しやすい。

肺からの声①~③まで肺に関する代表的な疾患について書きましたが、次回は東洋医学的な見方からの「肺」を
ご紹介します。

では、今年も健康に気をつけながら一年間心地よくすごしましょう。

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