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新しい肺がん治療

  • 2019/01/27(日) 12:57:22


岡山大学病院が世界で初めて行った肺がんの治療で
手術後5年間の生存率が80%というデータがまとまりました。

新たな治療の選択肢としてさらなる広がりを見せそうです。

2010年、岡山大学病院の大藤剛宏教授は肺を全て摘出するしかなかった男性患者に
当時、世界初だった別の治療を施しました。

一旦、肺を取り出し患部を取り除いた後、再び体内に戻すという方法です。

取り出した肺を戻すには高い技術が必要で生体と脳死合わせて
190例近くの肺移植手術で培った高い技術があったからこそできた治療でした。

この治療では肺移植と同じ様に取り出した肺に特殊な処置を施し
冷却保存することで良い状態を8時間、保つことができます。

大藤教授はこれまでに実施した9例について生存率は3年までが100%、
5年では80%というデータをまとめ論文として雑誌やインターネットで公表。

高い技術に裏打ちされた新たな治療法は「大藤法」という名前で注目を集めています。

大藤教授は移植経験がない医師にもこの治療法を積極的に広めたい考えで
肺がんに苦しむ患者にとって新たな選択肢として広がりをみせそうです。


2019年1月27日 11:41岡山放送

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