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土壌セシウム:最高で99.9%除去…浄化技術を開発
- 2012/02/24(金) 17:50:46
放射性セシウムに汚染された土壌を浄化する新技術を、太平洋セメントと中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)などが開発した。除去率は最高で99.9%だった。処理後の土壌は、コンクリートの骨材など震災復興の土木資材に活用できるという。
新技術では、小型の回転式炉を使い、反応を促進させるカルシウム化合物を汚染土壌に添加し、1350度で加熱。土壌から分離した放射性セシウムをフィルターで捕まえる。
福島県の汚染土壌で試すと、放射性セシウムは1キロ当たり6万7300ベクレルだったのが同29ベクレルに下がった。フィルターは放射性セシウムを含み厳重管理が必要だが、土壌に比べて容量が小さいので廃棄物の減量につながる。
コストは、重油を熱源とした場合、汚染土壌1トン当たり5万~6万円。
同センターは「既存の炉を活用するなどして低コスト化し、汚染土壌置き場の縮小に貢献したい。
落ち葉や稲わらに応用できる可能性がある」としている。
毎日新聞 2012年2月24日 10時42分
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